発達障害に対するよくある誤解

発達障害に対するよくある誤解
Photo by Pixabay

 発達障害は見た目では障害があるということが分かりにくいという特性上、周囲から誤解を受けることが非常に多いのが特徴。

 具体的には、当事者に対する誤解とは一体どのようなものなのでしょうか?
 この記事では、発達障害に対するよくある誤解を筆者の実体験も含め一覧形式で取り上げます。



よくある誤解の例

 

 

発達障害は子どもの障害であり、大人になると症状が落ち着く

 発達障害はその特性が一生涯続くものであり、大人になってから診断されるケースも存在しています。
 また、逆に大人になってから発症するということもありえません。

 

親のしつけに問題があり子どもが発達障害になる

 一昔前まではこのような説がありましたが、現在では親のしつけとは完全に無関係であることが証明されています。

 

本人の努力が足りない

 発達障害は生まれ持った脳の機能障害のため、本人の努力や工夫で解決できる問題ではありません。

 

発達障害=個性

 こちらは“若干発達障害の傾向を持つ健常者”のことを指していると思われますが、実際には発達障害と個性は全くの別物です。

 

発達障害の傾向を持っていれば誰しも天才的な才能がある

 こちらも前述と同様“若干発達障害の傾向を持つ健常者”のことを指していると思われますが、発達障害と天才はそもそも全く異なるものです。

 

発達障害には必ずしも知的障害が伴う

 必ずしもそうとは限りません。
 また、症状の程度やそれによる困りごとと知的障害の有無は全く無関係。
 つまり、決して知的障害を伴うから重症(もしくは伴わないから軽症)というわけではないということです。

 

本人が特定の学問を勉強すれば発達障害は治る

 こちらも筆者の実体験なのですが、当時まだ未診断だった高校時代、進路指導で教師から「あなたはコミュニケーションが苦手だから」と言われ大学の心理学科に進学することになりました。

ところが、進学後も今で言う発達障害の症状が改善や軽減することはなく、さらにはそれらの症状により学業に支障をきたし最終的には二次障害を発症してしまい退学せざるを得なくなりました。

 なので、こちらも大きな誤解と言えるでしょう。

 

誰にでもあることを本人の気の持ちようで“障害”だと感じているだけ

 こちらも筆者の実体験なのですが、発達障害による生きづらさや社会生活への支障などの困りごとは決して誰にでもあることではなく、また本人の気の持ちようでもありません。

 

まとめ

 以上、発達障害に対するよくある誤解について見ていきました。
 発達障害が非常に理解されにくい障害だということをご理解いただけましたでしょうか?
 上記のような誤解をなくすには、当事者と健常者の双方が発達障害を正しく理解することが重要だと考えます。


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